2025年6月15日日曜日

知らないことを知ること。

キャラクターを造形する際、どうしてもデザインのわからないところが出てくる。
設定資料などの答えがあればそれでよいが、そういった答えの無い場合がほとんどで。
できる限りデザイナーさんの思考、意図をくみ取って造形したい。けれどそもそもモノを知らないので、毎回頭を抱えながら調べ物をしています。

ウルピスフォリアさんはまだ設定資料などが(おそらく)無いので、要素を抜き出して思考を追いかける。
シラクーザ、極東。これらはイタリアと日本なので、それをベースに要素を探していく。

スーツはイタリアかな。調べると、クラシコイタリアスタイルというものが近そう。
クラシックスーツの特徴として、ゴージライン(襟の縫い目ですって。詰襟のなごりなんだ。)が低いという。
絵もそれっぽいぞ。他には?
クラシコイタリアスーツは、ノーベントと呼ばれる後ろの切れ目が無いモノが多いのね。
おお、分からなかった背面の要素が見えてきたぞ。
イタリアのシチリアがモチーフだし、イラストにあるピンクの花もなんだかわかるのだろうか。
その地域、ブーゲンビリアが多いのね。まさにそれっぽいぞ。
オシロイバナは極東にも多いだろうし、イメージにも合いそう。

飾りや刺繡は極東要素でしょう。
スズランのモジュールから、狐模様は何とか読み取れそう。
あと駅広告のデカ写真から、胸の飾りも読み取れそう。

アニメに3Dモデルまであるし、なんとかなりそうだ。

…なんてことを毎日寝る前に少しづつ行い、ちまちま進めています。
知らないことを調べ、点と点がつながっていく感覚は楽しいですね。


解像度を少しずつ上げていく作業も、ある程度までは楽しい。
過剰ディテールにならないよう、情報の取捨選択も楽しい。
ただ、だんだんと手戻りのコストが上がっていくからか、不安のほうが勝っていってしまうのはどうにかしたい。
どこかで一度また相談会などに持っていくのが良いとは思うけれど…ううん

2025年6月1日日曜日

ウルピスフォリアさんのフィギュアが欲しい

スズランちゃん作ったのにスズランママ作らないのは、さすがにディチェンテを欠く行為でしょう…
ということで作りはじめたは良いが、イメージが固まらず四苦八苦しています。

親子でかわいいとかっこいいという正反対のデフォルメが必要で、やればやるほど二人の差が顕著になる。等身とか頭の大きさとか。
そうすると身長設定から外れてしまい、並べたときに印象がよくない。
シリーズ物を作るって難しいのだなぁ、と学びがありますね…

等速直線運動しそう、ミーム汚染を感じる

少し似てきたかな…?

2025年5月4日日曜日

春眠の終わり

3月から5月までワープしました。
そう、花粉症です。
この時期は換気ブースが使えず、否が応でも引き籠り度が増します。
自室に塗装兼出力用として換気設備を設置しているため、健康のためにはお休みするしかない。別の作業部屋などがあれば解決するけれど、そううまくはいかないのよね。

作業中であった表面処理などはお預け、PC作業に精を出していました。いや、精を出すといっても日常の仕事が本当に大変で、寝る前30分ずつとかそんな体たらく…


次はカッコいい系のが作れると良いな、とか思いつついじる3D原型。
長髪作成、難しいですね。ポリゴンの流れと全体の配置、空気感をつけるのが特に難しい。
サブディビジョンレベルをうまく使うのが良いのだろうと思いつつ、粗々の段階で流れがうまく決まらずうねうね。時間ばかりが消える消える


良い原型は、粗々の時点でもう“良さ”があると思う。
モチーフ選定とキャラとしての各種バランスからポージング、重心位置とかの段階ね。
そこからディテールによる情報量、素材感とかそういったものが増えるわけだけれども、上手い人の原型はやっぱり粗々の時点でカッコいいしかわいい。

なぜこんなことを書いているか。自分の原型に“良さ”を感じないので困っているということですね。
気を抜くとすぐに「キャラクタのコスプレした知らない子」になってしまう。
似せるだけであればバランスやパーツ記号でそれとなくどうにかなりますが、雰囲気や受ける印象の部分は認識するのが難しく、自身の認識をなぜなぜしてこねこねするしかない。

しかし手が遅いので回転が遅く、悪循環。
自分の求める閾値を下げてやらないといけないのかもしれない。身の程を知るというべきか。昔々Twitterでどなたかが言っていましたね、「時間をかければ誰でもある程度のものは作れる、プロは求められる一定レベルを素早くこなせるからプロなんだ」とかそんな感じのこと。自分はプロではありませんので、満足できるレベルに到達するまでのスピードを上げるか、満足するレベルを下げないと…ううん

2025年2月27日木曜日

スズランちゃんキットをBOOTHに置きました

見ている人はいないだろうけれど、いちおうこちらにも。

昨年10月のとなモ6にて展示及び頒布したスズランのキット、明日がんばるれBoothにページを開設しました。
週末に在庫を補充する予定です。

数はそこそこ用意したので、たぶん余ると思います。(当サークル基準)
次の子を出すまでいい感じに、細く長く手に取っていただける感じだと嬉しい。



イベント時に倉庫発送として展示していたのですが、失敗でしたね。
検討の結果、自宅からあんしんBOOTHパックでの匿名発送が良さそう、となりましたが…発送方法の変更なども、商品としては別扱いになってしまうのですね。
結果、せっかくイベント時に通知設定などをして頂けていたものを一度消すことに…
イベント展示だし適当にと突貫でやったツケですね。本当にすいません。

いつか出す雪晴おべべについても、まったく同根の話がついて回るので困りました

2025年2月10日月曜日

WF2025Wにいってきました

今回のワンフェス、一般参加でグッドスマイルカンパニー様及びマックスファクトリー様の原型相談会にいってきてみました。

これ。昨年冬の時行ってみようとしていたけれどタイミングが合わず断念していたので、今回は参加できてよかった。

ワンフェス自体の入場に非常に時間がかかり、このままでは既定の時間までに入れないのではないかとハラハラしました。

忘れないよう、ここにメモとしてまとめていきたいと思います。
持ち込んだのはスズラン2種、通常版(塗装済み)と雪晴コーデ(サフ状態)。

主にお顔周りと尻尾の表現について相談させて頂いたのですが、全体としての出来は及第点といった感じで、重大な誤りといった指摘はありませんでした。もっと良くするためには細部の詰めと、塗装や撮影といったそれ以外の要素に気を配るとより良いそうです。

プロの方複数にがっつりと作品を見て頂き、前向きにコメントを頂ける場というのは貴重ですね、本当にありがとうございました。

貴重なイベント時間を割いていただいているので贅沢は言えませんが…そうですね(スズラン構文)、頂いた時間は30分だったのですが、時間が足りない!感が若干ありました。緊張で手が震えて組立と片付けに時間を要してしまったからかも、スタッフさんすいませんでした…
あとこれ書いていて気付いたけれどささやかなお土産?もらい損ねましたね…何だったのかも知らないけれど…まぁ本質ではないのでいいや

なにより、贔屓目や仲間意識無しで及第点には達している、という評価をいただけたのが何よりうれしいです。リップサービスかもだけれど、もっとがんばります。

相談会後は軽い放心状態で会場をふらふらと見て回っていましたが、偶然のご縁で原型師の方に見て頂くこともできました。
資料とか用意しておいたのが功を奏す形でした、よかった~!
そちらでは手癖の部分といったさらに突っ込んだお話をさせて頂き、さながら補習のような形に。

細かい内容は長くなりそうなので個別ページに。

2025年1月1日水曜日

2025 謹賀新年

2025年になりました。

昨年末はずっと掃除をしており、くたびれましたね…
本当は最後にも投稿できればよかったのですが。

今年は、明日がんばるれBOOTHでの通販開始と、スズラン/雪晴の完成を当面の目標にしたいと思っています。
通常版スズランの通販は少しずつ準備しておりますので、もう少々お待ちください。
また、昔のオリジナルキャラクターのガレージキットも、需要がありそうなら通販してもよいかもしれませんね。

雪晴おべべ、ようやっと全パーツの出力を終え、パーツのすり合わせをしています。
和傘の骨の本数を間違えていることに気づいたり、ブーリアン忘れがあったりと、修正・再出力を繰り返していたら年明けていました。ひぇ…

すり合わせにポリパテを使っていますが、昔好んで使っていたエコポリパテから、量販店で手に入るモリモリやフィニッシャーズポリパテに鞍替えしようとしています。
デジタル原型では思ったよりもパテを消費せず、少量売りしていないエコポリパテだとだいぶ余らせてしまう上にお高くなってしまっていますので、致し方ないですね。キツイ臭いと物性の違いにいつ慣れるかな。いや、臭いは慣れてはいけないですね、換気ブースで作業しています。
量販店で手に入るものであれば「出力した、さぁ調整するぞ」というタイミングで、新鮮なものが手に入りますからね。マテリアルの鮮度、大事です。

とはいえ、元旦からさっそく体調を崩してしまっており、鼻にティッシュ突っ込んでこれ書いています。
今の職場になってからというもの、ストレスからか自律神経が壊れており、過敏性?血管運動性?の鼻炎がひどいです。
皆さまも体調にはお気を付けください。

最後になりますが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。